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男の子、女の子





昨日は、久しぶりの夏日でした。朝から太陽がぎらぎらと顔を出していました。
そんな中、娘のサッカーの試合で名取スポーツパークへ行ってきました。

今回は若林区の女子サッカーチームに入れていただき
初顔合わせ、いきなり試合という流れ。
娘も緊張していました。

いつものチームでは、二年生以下(U-8)で練習したり、試合したりしていますが
女子の場合人数が少なく、中学生チームと小学生チームに分かれての試合でした。
娘は小学生の中でもいっちばん小さくて、中学生のお姉さんたちがびっくりするほど。
「・・・うわっ。なにあの子! ちっさぁい! ・・・二年生だって!! 」
と、あちこちから聞こえてきました。

同じチームの女の子たちとすぐ意気投合。空き時間のおしゃべりも弾みます。

「すごいねー、普段男の子の中でやってるの? どんな感じ?」
「・・・うーん。へたくそとか、つかえねぇとか平気で言われるよ」
「えー!!!!! よくたえられるねー!!!! あたしだったら絶対いや!!!! 」
「・・・でも、気にしないようにしてるんだ。サッカーするのが好きだから」

・・・女子トーク炸裂でございます。

雰囲気も全く違います。
私が中学校と高校で経験した「部活」を思い出しました。
・・・なんていうかなぁ・・・。
女なんですよ。
初めて入ってきた小さい女の子に対する「やさしさ」「気遣い」
そして、できなくて当たり前なんだよ。という接し方。
お弁当を食べるときも「一緒に食べよう」という心遣い。

男の子はこうです。
「全力で走れよぉー」
「・・・お前には負けねぇから」
「お前、全然試合でつかえねぇ! 」
「へたくそ」
「自分から取りに行け」
という感じ。
無邪気なんです。
邪気がないんです。
全力なんです。
男の子は生まれたときから
男なんです。

どちらが良いとか、悪いとかの話ではありません。

高校生の時に、鬼コーチがいました。
コーチは「何故、女は全力でやらない? 余力を残す? 」
とよく私たちに問いただしました。

私たちは・・・。
「?」 という感じでした。
何を言われているのか解らなかったのです。

後で解ったことなんですが、やはり「女」という生き物は
持久力があり、余力を常に温存する体質らしいです。
なぜかというと、子供を宿ったとき10ヶ月もあのお腹の変化に耐えるとか、
産むときに何時間もかけて痛みと闘うとか、
長い時間をかけて子供の成長を見守るとか、
24時間体制で家事や子育てをするとか、
いちいち全力で対応していたら・・・
できないっつーの。
という事らしいです。

うちの主人もよく言います。
「全力で子育てしろっ」
私はそのたびにこの話を思い出し
男と女が全く違う生き物だということを確認するのです。
同じだったら
何の魅力も感じないし、結婚もしなかったでしょうね。

今回、娘の反応も面白かった。

「男の子と女の子のチームって全然違うんだね」
「どっちがやりやすい? 」
「・・・うーん・・・。試合がやりやすいのは女の子。だって丁寧に説明してくれるんだもん。作戦会議でね」
「男の子チームはどんな感じ? 」
「面白いよ。みんなはっきり悪いとこ言うし。でも優しいよ。男の子は」

す・・・鋭い。

「・・・でもね。どっちもサッカーやる時は楽しいよ」





それでよしだね。
by kai-takasaki | 2009-07-27 13:53 | エッセイ