生命のうた 永井一正
創造は時間の経過では生まれない。集中した一瞬に全てを込めること。
何かを断念しなければ、何かを得ることは出来ない。
独創的なものを創ろうとするより、自由にものを創ろうとするほうが、結果的には独創的になる。
創作を持続するためには忍耐が必要だ。それには何よりもそのものを好きになることだと思う。
世の中の尺度にとらわれない自分の尺度を持ちたい。
いったん破壊をしないと新しいものは生まれない。
全てを忘れて描く動作だけに集中していると世界が見えてくる。
情報を拒否して、完全に自己に没頭する時間がないと創作は出来ない。
理性が内包された直感もある。そのような直感を育てて生きたい。
版画家、永井正和氏の極上の作品集。
あふれ出る言葉も素晴らしい。
by kai-takasaki
| 2010-02-04 16:37
| 本