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せつない朝




なんだか、長女を送り出してから切なくなってしまった。



ま、いつものことなんですが
小さな言い合いが、結果大きくなり
とんでもない喧嘩で終わるパターンです。

長女は反抗期です。
小学校の3,4年生って難しくなるよ。とは何となく聞いていましたが
「体の成長に心がついていけなかったり、心の成長に体がついていけなかったり」
という感じでしょうか。その繰り返しです。

例えば・・・

彼女はサッカーの朝練に5:30に出ます。
学校までは近いのですが、一応女の子なので私が車で送っています。
帰ってくるのは7:10位かな。
そこから朝食を食べ、身支度を整え学校に行くのですが
最近7:30には家を出たい。と言います。
理由は友達と校庭でサッカーをしたいからだそうです。

でも・・・
物理的に無理です。
彼女は食べるのも遅い方ですし
頑張っても7:40くらいにしか出られません。

今朝、このどうしようもないジレンマに
彼女は爆発。
朝練も行きたい。
友達とも遊びたい。
朝食も食べたい。
でも、早く学校に行きたい・・・。

理屈は解っていても
体がついていかない・・・。
どうしようもない「怒り」は、当然私にくるわけです。

「ママが悪い。ママのご飯が多い」

この一言で私も反論。

大人げないと思う人もいるかもしれませんが
これは彼女を産んで、育てた人にしか解らない二人の歴史があり、
持って生まれた性格も、私の育て方もあるので
どうしたらいいか。という答えはなんとなく分かっているのですが
そんなきれい事では片づけられない
感情というのも出てくるわけです。
その日のコンディションもあります。

そんなわけで
ご近所迷惑になるくらいの大声で
喧嘩をして、彼女を出した後・・・
もの凄く疲れて、へとへとで、泣きたくなった。

それでも今日一日
私は私の時間を、彼女は彼女の時間を過ごさなくてはいけません。
私は仕事をしながら彼女を思い
彼女は頭の片隅に
母の怒りの残像を抱えながら日常を過ごすのです。

そんなやりとりを見て、次女は小さい手をさしのべ

「まま、だいすきだよ」

といって、頭をなでなでしてくれました。
・・・はぁ、どっちが大人か解らなくなるね。
情けない・・・。

子育てというのは、産んでから自分が死ぬまで続くんだな。と感じます。
逃げられない。というとまるで窮地に追い詰められているかのように聞こえそうですが
そうではなく・・・。なんというのかなぁ。

「それでもやり続けなくてはいけない。腐らせて、枯らせてはいけない」

という感じですかね。
そうやって自分の親も、私を見捨てずに育ててくれたと思います。
とんでもない「じゃじゃ馬」だったから大変だったと思います・・・。

さて、こんな切ない日も
平気な顔して会社に行かなくてはいけません。
今日は「初稿」です。
温かいお茶でも飲んで
気分転換してから出かけようと思います。
by kai-takasaki | 2011-01-18 08:53 | エッセイ