東日本大震災~仙台若林区から~3/25(金)



私のブログを読んでくれている友人が
「かいちゃん、大丈夫か?」
と電話をくれました。

その友達は私の学生の頃からの友人、Setzでした。
昨年の秋、私が企画・編集・刊行した冊子「circle28」のスタッフの一人です。
彼女とどうしても仕事がしたくて、13年間音信不通だったのを
何とか探し出し、今ではかけがえのない存在として
私を支えてくれている人なのです。

彼女には、昔からとても「強い」何かを感じていて
なんといいますか、ごまかしがきかないのです。
私の奥の奥の弱くてどうしようもない部分を
唯一理解してくれる人です。

そのSetzに
「別に辛いときは辛いって大騒ぎしていい」
と言われて、本当に救われました。
同じ被災者であり、彼女の家は水道がまだ通っていなく
わたしなんかより大変なのに
やけに明るくて、元気なの。

「放射能だってね、鳥が落ちたらだめよね」
と自然から情報を得ようとしている。

私は今回の被災で
自分がこんなにも弱い人間だということに気がつきました。
スーパーだって並びたくないし
ガソリンだって主人に任せている。
放射能が怖くておびえているし・・・

でもね、時間のやりくりが出来なくて
なかなか進めなかった「物語を書く」ということが
今できています。
へたくそでどうしようもない文章ですが
なんか、ここぞとばかりに書いています。
死ぬ前に書かねば。と本当に感じたのです。
やり残しは嫌だ。私はこれからだって生きていくけど
人生は長いようで短いんだと実感しています。
だから、私はわたしの出来ることを全力でやろう。

そんな中、
私が記事を書かせていただいている
「あいコープみやぎ」という宅配専門の小さな生活協同組合から
嬉しい救援物資と食品の注文書が届きました。
地産地消、添加物の少ない物、生産者と顔の見えるお付き合い
石けん運動、原発反対などの活動をしてきた生協です。

生産者の中には大変な被害を受けた会社がたくさんあります。
内陸の生産者さんが一生懸命野菜や米、味噌を運んで下さっているといいます。
注文書の内容は少なくても
ありがたくて、嬉しくて飛び上がりそうになりました。

宅配専門の強さを見たような気がしました。

私は正直、まだまだこの震災を受け止められずにいます。
なんだか映画を見ているようで、原発だってヒーローが阻止してくれると信じている。
この物語は、ハッピーエンドなんだ・・・。きっと・・・。
しかし、目に見えない恐怖や不安が、どうしようもなく押し寄せてくる瞬間があって
そんなときにこうして書き綴るので、読んで下さっている方には
余計に不安が届いてしまっているのかもしれません。
でも、書くことで私は癒されるし、それしか今は自分を守れないのです。
私はこれからも書き綴ります。

約、二週間。
被災して変わったこと。

化粧は必要ないと感じた。
洋服は毎日換えない。
お風呂は毎日入らなくなった。
ごはんと味噌汁がご馳走。
食器は洗剤無しで洗うようになった。
家族が同じ場所で過ごすようになった。
暖房はつけなくなった。
お互いの目を見て、しっかり話を聞くようになった。
子供が食べ物を分け合うようになった。
母(自分)は、家族の残り物をいただいても「ありがたい」と思えるようになった。
男と女と子供の役割がはっきりしてきた。
お金を使わなくなった。
今ある物を大切に使うようになった。
体ひとつ。になったときに、自分に何が残っているのかわかった。
自分の「五感」というデータが、どんなコンピューターよりも優れているかわかった。
世界とつながっていることを知った。
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