東日本大震災~仙台若林区から~3/28(月)





五感。


近くのセブンイレブンが明るさを取り戻しました。
内側から張られていた新聞紙が剥がされ
中に入ると、音楽が鳴っていました。
店内の商品はほとんどありませんでしたが
工場から運ばれた「サンドウィッチ」と、「エビのドリア」が陳列されていました。
サンドウィッチの包装は、お店の名前や商品名のデザインがまったくない透明のフィルムでした。
そして、中身は卵とツナだけでした。
「今、提供できる物」で作って下さったのでしょうね。

でも、店内に明るい照明と音楽が流れるだけで
気持ちが違いました。
「あぁ、いいなぁ・・・」
心からそう思いました。

被災してから、びっくりしたことがあります。
我が家の一番のチビ、三歳のきーちゃんなんですが・・・
あの日から食欲旺盛で、常にお腹がすいています。
それまでは偏食するほうで
親としてはそれが悩みの種でもありました。
しかし、地震後は出された物を完食し、好き嫌いがなくなりました。
果物はみかんくらいしか食べなかったのに
今では何でも食べられるようになりました。
しかも・・・
勝手に「お箸」が使えるようになりました。
小学生の長女が、少しコツを伝授したら・・・
完璧な箸使いで食べられるようになったのです。

「こいつ・・・、生きようとしている・・・」

本能ですね。
生きたいのですよ。きっと。

「食べる」

その生きる基本を、誰が何を言わなくても
感じているのだと思いました。
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