石が好きだった子供が、大人になって石と生きている話

私の親友のSetzは、石と真面目に向き合い
アクセサリーにするお仕事をしています。

彼女との出会いは14年前(位?)

当時、彼女が飲み屋街のど真ん中の喫茶店でアルバイトをしていたときに
共通の友達を通して知り合いました。
何て言うか、びびっ・・・ときたね。
お互い、もう出会うべき人だったと瞬時に感じ
仲良くなるのに、時間なんてかからなかった。

でも、彼女が結婚。
私は就職というかたちで
ぱたりと連絡がとだえました。
その当時は携帯電話なんか無かったし
特に彼女は子育てで忙しくなり
電話で話す時間もない。
手紙のやりとりを何回かしたのを覚えています。

また、共通の知り合いのおかげで
繋がったのですが
その後に起きた、色々な出来事は
「生きてて良かった、会えてよかった」の連続でした。

大げさなことではないですよ。

私たち二人が感じる「奇跡」はいつも日常の延長にある
生活の匂いを感じる、ささやかなこと。
多分、人様から見たら
「えっ?そんなこと?」
というレベルのものです。

その中の、印象的な話をします。

我が家の姉妹は、小さい頃から「石」が好きで
長女は散歩の度に、自転車のかごを石でいっぱいにしていました。
次女のポケットには、必ず「石」が入っています。しかも小さなかわいらしい石!
よくこんなの見つけたなぁ・・・って
洗濯の度に感心しています。

そんな話をSetzにしたら

「あたしもそうだったよ」

と、彼女の小さい頃の石好き話をしてくれた。
そして、小さくこう言ったのです。

「子供って、石のことをよく知ってるんだよ」

石と真面目に向き合っている人にしかわからない
けして押しつけるわけでないその一言が
今では私の宝物の言葉として残っています。
彼女が職人の顔を見せた瞬間でした。

そんな彼女のブレスレットは
私の左手首にいつもしっくりと収まっています。
オーダーを受けた時、相手の姿が自然と浮かぶのか
出来上がったアクセサリーは、オーダーしたその人自身に見えるから不思議。
分かっているようで一番分からないのが自分という生き物。
自分が今大切にしたいことを、形で表現してくれるのが彼女の仕事だと感じます。
そして、今日もSetzは、彼女の選んだ石を必要としている人のアクセサリーを
せっせと創っているのです。


こちらから→tyrian
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by kai-takasaki | 2011-06-17 07:59 | お気に入り