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被災生産者の声



生活協同組合、あいコープみやぎの総代会が
昨日開催されました。

ふくしまあいコープの理事長の話は
本当に危機迫るものを感じました。
「内部被曝は、免れない。体の中の被曝量を限りなくゼロに近づける努力をしている」
とにかく、あの日以来ありとあらゆる文献を読みあさったそうです。
その文献は、全て外国の物。
日本のものはほとんど参考にならなかったそうです。
あいコープふくしまの機関誌を全国民に見て欲しい。
こんなことが実際起こっているんだ・・・ということ。

そして、自殺者が増え続けているのだそう。

「原発さえなければ・・・」
そう殴り書きされた遺書を残して。

宮城県石巻市の、髙橋徳治商店の社長の話には涙が止まりませんでした。
「国民が垂れ流しにした『有害化学物質』が含まれたへどろをかぶった。なんで俺のとこなんだ?」
髙橋社長は、自社の練り製品に添加物を入れない製法で、作っています。
中身のびっしり詰まったおでん種は、汁の上に浮かびません。
そして、合成洗剤を使うな!海を守ろう!
と、ずっとずっと訴えてこられた方です。

「なんで俺のとこなんだ?」

脱原発は当たり前。
石けん使うのも当たり前。
議論の余地もないと、社長は呟いていました。

復興の影に隠れつつある
被災地の声。
お弁当を持っていけない高校生は増え続けているそうです。
炊き出しは激減。
あの日と変わらない、瓦礫の街。

「アイディアを出さなかったら、応援をしない?」

あなただけには言って欲しくなかった。
ここに住んで生きていく人達の中から出る意見ならまだしも
原発の心配もない、食べることにも困らない
あなたにだけは言われたくなかった。

東北は見捨てられるのですか?

東北人は、けして国に甘えているわけではありません。
自分たちでなんとかしようと努力をしています。
それでも経済支援だったり
ここまでがんばっているけど
頑張ってもできないことってあるよね?
そういう所に国って入るんじゃないんですか?

実際、動いているのは
「草の根」的な市民グループ、NPOです。
そういう信頼できる人達と、復旧作業をしているのです。

国の仕事って何だろう。

国会議員の人達に、1日でも良いから
ボランティア作業を手伝って欲しいです。

実際、体を動かして体験すると
本当に良くわかる。









「被災者の目となり、耳となり、口とならなければいけない」
賀川豊彦氏の言葉です。