たったひとつの事に向かって







年が明けました。


いつもと同じような、一日を迎えています。
一つだけ違うのは
引っ越しをしてから初めてのお正月、ということ。


年末、震災の特番が多く
家族でそれを観ました。

あの日の事を何度も何度も振り返り
「私たちは生きていたね、その分頑張ろうね」って
少し、まぶたをぬらしながら話しました。

私は震災を経験して
自分自身と向き合ったとき
こんな事を思いました。

自分に残ったモノは何か。
これから残したいモノは何か。
何も残らなかったとき、頼られるのは「自分」というデータ。
どんな優れたコンピューターでも、止まってしまえば使えない。
誰と繋がっていたか。

震災後、私は小さなメモ帳と鉛筆を持ち歩くようになりました。
そして、以前よりも静かに過ごすようになりました。
沢山の事を知るより、自分の内側からあふれ出てくる
感情、記憶、匂い、空気感。
そういうものに目を閉じ耳を傾けたい、と。
それを書き留めたい。

丁寧に、丁寧に。

今年は、どんな年になるのでしょうか。
大きな世界の動きの中で
私はただ、おろおろと右往左往して
おびえているかもしれません。

ただ、ひとつ。
今年は自分をしっかり見つめていきたい。
それだけ。それだけなんです。
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