親の背中






私は自分で言うのも何ですが
あまり怒りません。
小さい頃からそうなのですが
争いごとが嫌いです。
喧嘩も嫌い。
だから、多少相手に問題があって
何かトラブルが起きたときでも
こちらから「ごめんなさい」を言います。
主人はこんな私の性格を
「特殊能力」と言って感心してくれます。

子育てもわりとのんびりしているので
子供もとろいです(笑)
主人は嫌われ役を買って出てくれているので
子供をがっつり叱るのは主人の役目。
私はフォローする役目。

こんな風に書くと
もの凄く「良き母親」に感じるかも知れませんが
用は「ものぐさ」なんです。
自分の事で精一杯?なところがあります。

それでも、子ども達はありがたいことにすくすくと育ってくれています。

私がものぐさでも、頼りなくても
子供というのは、必要だと思うと
親の背中を見ていてくれるなぁと感じるときがあります。

私は長い間、食事日記をつけています。
始まりは高校生の時です。
激しい部活、しかも県内で三つの指に入る強さを誇るソフトボール部でしたから
食事の管理が大変でした。
私はなかなか太れない体質でした。
人並み以上に食べていたにもかかわらず
大きくなれませんでした。
そんなとき、監督から「食事日記」をつけるように言われました。
毎日の食事のみが体をつくる。
意識して食べることを試みなさい。という話をしてくださいました。
なんてことはない。
ただ、朝、昼、晩の食事の内容を書くだけ。
でも、続けているうちに色々な事を書くようになりました。
心の中で考えている事や微妙な体調の変化・・・
それは、いつしか立派な「日々の記録」になっていきました。

いまでも毎日描き続けている記録。

妊婦さんだったときのころのものを読み返すと泣けてきます。
それから最近の記録からも
ミセスになったなぁ・・・と感じざるを得ない変化も見られます。
食事の内容が、5年前とは違ってきているし
満月や生理の関係も、記録をすることで整ってきました。

昨日、長女が新しいノートを買ってきました。

そして私にこんなことを質問してきました。

「ねぇ、毎日何を記録しているの?」

「食事日記だよ。毎日食べたもの、仕事でこんな発見があったとか
こんな運動をしたとかも書いているよ」

「・・・それを書いてどうなるの?」

それは、難しい質問でした。どう答えるか一瞬迷いましたが
私はこうこたえました。

「自信がつくんだよ」

そう。自信。
自分を信じることができるようになったと思う。

「体調が悪くなったとき、ノートを読み返すとね
食事が適当になっていたり、便秘が続いていたり、悩み事があったり
とてもよくわかるようになった」

「それで?」

「それで、反省するわけさ。良くない心の状態の時ってどんなものを食べていたかな?とか
逆に調子の良いとき、私はどんなものを口にしているのかな?とか、振り返るわけ。すると
自分にしかない一定のルールみたいなものが見つかる」

「おもしろいね」

「面白いよ。心と体は常に一緒」

「私も今日から書くんだ」

と言って、大好きな象さんの絵がかいてある新しいノートを見せてくれた。

私が大切にしている習慣を
彼女はとても大切に感じてくれているように見えて
少し嬉しくなった。
子ども達が寝静まってから主人にそのことを報告したら

「親の背中を見て子供は育つんだなぁ・・・」

と呟いていました。

私が何に対しても
怒らず、待つことを好むのは
きっとこういう「感じ取る心」を人は持っていると
信じているからなんだと思う。
大きな声で、相手に上から言うのではなく
きっと気がついてくれるとバカみたいに信じているのです。

それでバカをみても
私はかまわないと思っています。
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by kai-takasaki | 2012-08-04 10:51 | 出来事