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カテゴリ:本( 41 )





主人の実家の静岡へ帰省してきました。

夏と冬に帰るのですが
その時に必ず行く場所が本屋さんです。

べつにこっちにいても本屋はなんぼでもあるのですが
雰囲気やレイアウトが違うだけで
いつもならスルーしている内容の本であっても
なぜか静岡で見ると読みたくなる・・・。
しかもその感覚に外れがなかったという経験から
必ず本屋に行くのです。

今回選んだ本は
小池龍之介氏の「考えない練習」という文庫本。
以前から「読んでみようかな」とは思ってはいたものの
手に取るまでの魅力は感じませんでしたが
静岡という異空間でその本は私を呼んでいました(笑)

今回、読んでみて良かったと思うページは
「計画する」というコラムでした。
考えない練習というタイトルなのに
計画するって・・・。と思いましたが
読んでみて納得でした。
「余計なことを考える」から物事が進まなかったり
邪魔者が入ったり、不安になったりするわけで
何か続けようとしたら「計画」をかなりしっかりと立てて
後は余計な事を考えずに実行に移す・・・という理論です。

そして私は自分のやるべき事や個人的にやりたいことを実現するべき
「計画」をたてようと試みました。
・・・が、計画をどうたてればいいのかすら判らなくなっていました。

子供が生まれてからの10年。
何かを思い通りに実行するなんて皆無に等しく
我慢、我慢の日々。
早朝に起きて仕事を済ませ、会社に行く・・・なんて日常茶飯事でした。
まぁ、これも計画的と言うのでしょうが
今、感じている「計画」とはちょっとニュアンスが違うと感じました。

何故かというと
明らかにやるべき事が多いから。

だからこそ計画が必要。
・・・うーん。
私は一週間悩み続けたのです。

そこで思いついたのが「時間割」でした。
娘がランドセルに挟んでいるアレです。

私なりの時間割を作ればいいんだ・・・。

一週間のカリキュラムを
短い時間を区切って行う。
自分で考えた「授業」を独学で勉強するような感覚です。

小池氏によると
キッチンタイマーなどできちんと時間を区切るのが大事とか。

それなら本当に学校の授業と一緒でなんだか楽しい。
岩出山の仕事は、毎日きっちり同じ流れで進みます。
お茶の時間も、昼休みも。
長い間、フリーランスで仕事をしていたので
この時間の感覚は新鮮でした。
だからこそ、時間を管理するという意味では
感覚的に自分に合っていると感じていたところ・・・。

タイミング的にも
時間割をつくるのは
まさに今。

そして大事な事は
「今、目の前にある仕事を丁寧に集中して行う」
ということ。
そのための計画であり
「考えない練習」なのです。
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by kai-takasaki | 2012-08-19 10:07 |







お正月は、本を読んで過ごしました。
一日に一冊。

仕事が始まってからは
一日一冊なんて無理だろうなぁ・・・
って思っていたけど、
本を読むペースが、正月に鍛えられたみたいで
結構読めてしまう。

田口ランディの「コンセント」は良かったなぁ・・・。
それを読んだら、ちょっと思い出したくない事を思い出しました。
でも・・・。そういう記憶って、解放する方が良いのかも、と感じました。
今は沼田まほかるの「9月が永遠に続けば」を読んでいます。
今日、これから続きを読む!楽しみ!

次に読む本も決めています!
それは田口ランディの「キュア」です。
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by kai-takasaki | 2012-01-16 18:48 |







静かな感動に包まれながら
「ノルウェーの森」を読み終わった余韻を楽しんでいます。

感動です。

初めて読んだのは17歳だったと思う。
その時読んだ感覚と、今大人になってから読み直す感覚は
きっと違うんだろうな・・・といささか期待して読んだのですが。

同じでした。

少女の頃に読み終わって感じた事と
今読み終わって感じた事は

同じでした。

本質って変わらないんだなぁ・・・。
何だか嬉しくなって
親友のsetzにメールをしました。

「あなたが生きていて良かった」と。

そして彼女からの返信には

「生きてるよ。同じく檜ちゃんもね!」

と書いてありました。

ノルウェーの森の映画は観ていません。
こんど24日にWOWOWで放送するので
観ようかな、と思い始めました。

ちょっと楽しみなんだよね。
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by kai-takasaki | 2012-01-06 10:35 |






買い物が嫌いで
最近はウインドー・ショッピングもできなくなってしまった。
そんな私の近頃の口癖は

「もはや、楽しいのは本屋だけ」

・・・というわけで
今日は本屋のはしごをしてきました。
お目当ては田口ランディさんの「コンセント」でしたかが
どこにもありませんでした(笑)

今日、買った本。

・終末のフール       伊坂幸太郎
・ノルウェイの森(上)    村上春樹 
・ノルウェイの森(下)    村上春樹
・コンセント          田口ランディ(予約)

ノルウェイの森は、高校生の時以来。
な、なんと主人公の年齢37歳を超してしまっていた。
初めて読んだときは、17歳・・・。
・・・楽しみです。

コンセントは、引きこもりの末、自殺してしまった
お兄さんのことを書いた長編小説です。
ランディさんの日常の様子を
あるインタビューで読んで
「この人が書く世界観を読んでみたい!」
と思って予約してきました。

伊坂作品はちょっと息抜きに・・・。











 
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by kai-takasaki | 2012-01-04 19:34 |



本が読みたい。

活字の栄養が足りなく
栄養失調ぎみ・・・。

そんなフラフラでスカスカの脳みそに
何か入れないと!

泉区の八文字書店は、レイアウトが良いので
そこに行きたかったのだけど
自宅から近い、宮脇書店に行ってみた。

新書をチェックしたり
気になっていたハードカバーの表紙デザインを堪能する。
雑誌も一通りチェックした。
専門書も豊富だったので
一応、美術関係もチェックした。

さて。

何を読もうかな!

最近、自分と向き合って「わたし」と対話していたので
そんなときの生きるヒントとして、
すっ・・・と心に入ってくる文章が読みたい。

一田憲子さんしかいない!!

というわけで手にしたのは
「暮らしのおへそ」です。

習慣から考える生き方、暮らし方を
モノ作りをしている作家さん
音楽家、芸能人などの取材を通して
丁寧に綴っています。

まるで心地よい音楽を聴いているような文章は
自分のこれからの人生の選択を
優しく導いてくれるような、そして
ぽん、と背中を押してくれるようなヒントがいっぱいです!

今回は東日本大震災の後の取材みたいです。
特にそのことに大きくふれている訳ではありませんが
不思議と、強く何か伝わってくるものを感じながら読みました。

今回も、良かった!!




暮らしのおへそ
vol 12
主婦と生活社
1,200円
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by kai-takasaki | 2011-10-23 13:41 |





子供の頃から、何度も何度も読んだ本だけど
いつ読んでも優しくて哀しい気持ちになる。

私は小さい頃、ド田舎で育った。
小学校入学から卒業まで
学年の仲間はたったの16人。
クラス替えなんてほど遠く
女の子なんか6人だった。

田舎っていいよね。

なーんて言うけど
田舎に住むには、それなりの覚悟がいる。
村社会で暮らすのは
それまで都会で暮らしていた人にとっては
ありえない社会に映るかもしれない。

何でそんな話をするかというと・・・

主人公ジョバンニと自分を重ね合わせてしまうから。

私はそんな小さな社会で
「いじめ」にあったことがある。
小さな社会は、逃げ場がない。
他に友達をつくろうとも、人がいないのだ。
そんなとき、私をいやしたのは本だった。

ただ、いじめというのは実に複雑で
学校では強い子供にまかれて、一緒になって私をいじめた子も
学校から離れると遊んでくれたものだ。
小さい頃、それが不思議でたまらなかったけど
そのことを大人や他の友達に言う事はなかった。
そんなものだろう、と思ったから。

そんな淡い記憶の空気感を
ジョバンニとカムパネルラのやりとりで、思い出してしまう。
五感がしっかり覚えているのだ。

それが、嫌ではないけど
優しくて、哀しい気持ちになるのだ。

私もジョバンニと一緒で
空想好きな子供だった。
自分の創った物語の中で
私は自由に動き、生き生きとしていた。
おかしな夢もたくさん見たし
普通に観れば普通のものも
どこかへんてこりんに観ては、一人で楽しんでいた。

みんな、子供の頃はそうだと思う。

そんな記憶の引き出しを
そぉっと、丁寧に開けてくれるような
極上の一冊。
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by kai-takasaki | 2011-08-20 07:46 |



私は心をリセットしたいとき「徒然草」を読みます。

震災で、手にした物の存在が「無意味」だと感じた瞬間
なぜか、徒然草の137節を繰り返し思い出しました。

「花は満開を、月は明澄なのばかり賞すべきものではあるまい。」

から始まるこの一節は
徒然草の一本筋が通った節、『無常観』を感じさせられます。

昔から変わっていない物、事を、ここ数年、考えてばかりいました。
一生懸命、生きてきて、手にしてきた様々な物、事、かかわり。
それが一瞬にして無くなってしまうことって、あるんだと実感させられたのですが
ずっと変わらず残って、規則正しく目の前に現れるものも、ある。

その中で繰り広げられる日常こそ
生かされているということだと思うのです。

徒然草は昔から何も変わらない日常の姿の宝庫です。
特別な事が書かれているわけでもないけど
何が特別かも気づかされる一冊だと思います。
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by kai-takasaki | 2011-05-17 23:09 |
太田静子は、太宰治の「斜陽」のモデルになった人物です。
この二人の間に授かった子、それが著者の太田治子で
この本は「斜陽」が出来るまでの、太宰と静子の制作の過程を記したものです。

「制作過程」とあえて表現したのは
太宰と静子の関係が非常に曖昧で複雑だったから。
物書きとしての師弟関係でもあり、
静子の個人的日記をもとに制作された「斜陽」の資料提供者であり、
愛人関係でもあったからです。

太宰の制作に対する神がかった情熱。
いざ制作に入ると、物語と現実が一緒になり
執筆者本人は、その物語のなかで役者となってそれを演じる。
相手の事が必要で、苦しいくらい求めてしまうのは
全てベースに「小説」という舞台があるからこそ。

恋多き芸術家として有名な太宰ですが
生誕100年目、
父として、男としての実像を
この本から垣間見る事ができます。

「斜陽」を初めて読んだのは、確か高校生の時でした。
現代国語の先生が担任で
よく文学の話をして下さったのを覚えています。

「明るい方へ」を読み終わってから
改めて「斜陽」を読んでいます。
また違った角度で
太宰を感じられる。

どちらもお勧めの本です。








「明るい方へ」父・太宰治と母・太田静子
著・太田治子
朝日新聞出版
¥1,500
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by kai-takasaki | 2011-03-03 09:34 |






人生は長いようで短い。

だからこそ
自分が抱えられる量をよく理解して
責任が取れる生き方をしたい。

物も、仕事も、読書も。

読書に「責任」っていうのもおかしいけど
その人が一生懸命書いたという
別の物語も感じながら読みたい。

それは私にとって
書き手に対する「礼儀」だったりする。

だから
気に入った本は
何度でも読みたい。

何度読んでも新鮮に感じるのは
私が進化している証拠。
飽きてしまったら
つまらなくなってしまったら
何かが止まってしまった証拠。
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by kai-takasaki | 2010-12-16 11:45 |




仕事で文章を書いていて
一番難しいと感じるのは
「タイトル」を決める時です。

思わず読みたくなるようなもの。
特集記事のコピーを考えているときも
同じ事が言えます。

編集長と悩むのが
いつもそこ。

コピーのプロは職場にいないので
いつも「うーん・・・」と頭を悩ませています。

そんなとき、出会った本。

「幸福を見つめるコピー」

フリーペーパー「SALUS」でエッセイを連載している
コピーライター、岩崎俊一さんが書いた本です。
「21世紀に間に合いました」(トヨタ)
「美しい50歳が増えると、日本は変わると思う」(資生堂)
「やがて、いのちに変わるもの」(ミツカン)
「年賀状は、贈り物だと思う」(日本郵政)
なとどのコピーを考えた方です。

「幸福を見つめるコピー」は
コピーの代表作200本と、その背景となる人生の哀歓を描いたエッセイです。

フリーペーパーでは
「大人の迷子たち」というエッセイを連載していますが
これがいい!!
東急電鉄で発行しています。(神奈川の友達がせっせと私に送ってくれます)

「コピーはつくるものではなく、見つけるもの」

コピーのようですが、格言に近い。
表装は「真っ白」で、言葉の力だけが目に飛び込むデザインです。

お薦め!!






「幸福を見つめるコピー」
岩崎俊一
東急エージェンシー刊行
1,900円
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by kai-takasaki | 2010-11-29 12:53 |