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昨日で実家の仕事を終わらせ
今日からお休みに入りました。
今年は主人が大けがをしてしまったので
お互いの実家には帰らず
家族でゆっくり過ごすことにしました。

さて、今年は大変な年でした。

震災は私たちの生活から
大切なモノを持って行ってしまいました。
あの日から、ずっと心が空虚で
なかなか立ち直れませんでした。
何だか生活の全てが微妙に狂い始め
「普通」が何なのか分からなくなったように思います。

1年前にイメージしていた40歳の自分と
今、現実にある風景の私は全く違ってしまいました。
私の日常が、こんなにも激変したのは
やはり震災の影響だと思います。
たまに、「もし震災がなかったら」と考えてみたりします。

まず、引っ越しはしていない。
実家の仕事はしていない。
主人は大けがをしていない。
長女はこんなにサッカーで結果は残せていない。
死ぬ前にやりたいことに気がついていない。

色々な出来事は、全て意味のあることばかりでした。
見える現実のカタチはずいぶん違ってしまったけど
何を大切にしなくてはいけないのかを
改めて確認させられた一年でした。

始まるモノは始まり、終わるモノは終わった。
今までの任務が終われば、次が自然にやってくる。
そのことに一生懸命に取り組めば
きっと、ぼんやりして見えなかったことも
見えてくるに違いない。

私は、そう思っています。

物事の「終わり」は誰が決めるのか。
それは自分の判断しかありません。
古いモノに執着し、人の評価やお金の損得で判断すると
苦しくなってしまう時がきます。
本当に自分の判断で決めたことなら
苦しくても乗り越える力がわいてきます。
簡単に「やーめた」なんて言えません。

今年は「生きる」ことで精一杯でした。
来年は「生きてて良かった。頑張って良かった」って
心からそう思いたい。

季節の風の変化と共に
時間は確実に進んでいるんだって、毎日感じたい。
太陽が昇る。月が暗闇を照らす、ということに
感謝して生きたい。

ただ、同じような日常が送られることに
幸せを感じたい。










日々淡々。
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昨日は長女が風邪で体調を崩したので
私は仕事を休み、娘と一緒にお医者さんへ行きました。
お医者さんは朝からごった返し。
インフルエンザも大流行しているようです。
宮城県は日本一インフルエンザが流行っているとか。
震災のストレスなんかで、免疫力が低下しているのかな?

診察の順番を待っている間
久しぶりに手にした雑誌。
その中に、年末にふさわしい特集がありました。

「物を捨てる」

今とても話題でもあるこのテーマですが
この特集で面白かったのは
「物を捨てる、ではなく何を残すか」ということ。

物をどうしても捨てられない人は
「明日、海外に引っ越すとき何を持って行くか」
と考えるといいらしいです。

そこまで読んで、思い出しました。
東日本大震災です。

今年、震災を経験して感じた事がいくつかあった中で
「物って・・・こんなに少なくても大丈夫なんだ」
むしろ、心地よいなぁ。ということ。

たくさんの洋服を所持するより
一着のお気に入りをとことん着る。
一足の定番の靴を、履き倒す!

物を使い切る。
そして、使い切ったら次を買う。
使い切らないうちからストックするから
物が溢れてしまうのだとか。

さて、家に戻り
いらない物をとことん追求し始めました。
意外と簡単。
過去2年間使わなかった物は潔く処分。
ブランド品だろうが、高級品だろうが
値段で判断せず
「残したい物」かどうかで判断。
しかも今後それを使うかどうかも考えました。

私はもともと必要なものしか買わないので
物がたまることがありません。
おもに主人と子供達に
「これいる?いらない?」
を聞いて捨てる。を繰り返しました。

面白かったのは家族の性格の違い。
長女は何でも取っておくタイプなので
物がたまるし、捨てたくないタイプ。
これは「過去執着タイプ」らしいです。

次女は4歳ですが、捨てるとなったら潔く捨てるタイプ。
使っていない、とわかるとパーツでも捨てる(笑)
自分が必要でないものには見向きもしません。
とはいえ、四歳の所持するものは限られていますから
あまり減りませんでした。

主人は新しい物好きなので
どっちかというと物を増やしています。
ケガで仕事を休んでいる間に増えた物・・・
高圧洗浄機
スピーカー
体を鍛える道具
低周波マッサージ器
・・・。

その分、使っていない物を
捨てていただきました。

そして、ムダな買い物をしない!
とみんなで決め
いざ掃除!!
と思ったら、主人の一言。

「高圧洗浄機はこのために買ったのだ!!」

ありがとうございます。
早速使わせていただきます!!

そんな中、
小学校から一斉送信メールが届きました。
なんと、学級閉鎖のお知らせでした。
長女はこのまま冬休みに入ります。
私は年内は実家の手作りハム屋の仕事で
クリスマスも何もあったもんじゃない状態です。
小正月あたりには落ち着くのかな・・・。

長女と主人に家のことを任せるしかない!

さて、年末を乗り切るぞ。
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by kai-takasaki | 2011-12-20 05:43 | 出来事





「自信がない」

彼女は私にそう答えた。
最近、長女の様子がおかしいので
問いただしたところ
「栃木の合宿に行きたくない」と言い出したのだ。
栃木の合宿は、今週末で一泊をするはずだった。
女子は娘だけなので、
まぁ、しょうがないかな・・・。

・・・っていうか、これには色々と繋がる話が実はある。

先週の日曜日の夜。
女子のトレセンのセレクションに
チームの監督の推薦で参加させていただくことになった。
今年の4年生から、男子チームの中に二人だけ女子を入れることになったらしい。
その日集まったのは、各チームの主力の男の子達。
はっきり言って、うちの娘なんぞ・・・
「屁」みたいなもんだ。

周りの男子のアピールの仕方は素晴らしく
声は大きく出すし、プレイも大胆。
体の当たりも強く、そう簡単には転ばない。

その中で、自分をちっちゃく見せてしまった娘。
ちょっと、雰囲気にのまれたと思う。
実力の半分も見せられなかった。
初めてのセレクション。
緊張してダメダメだった。
彼女は帰宅してから、号泣だった。

そこから、娘はすっかり「自信」を無くしてしまったのだ。

思い出しては涙の日々。

そんな彼女に、私は自分の経験を話した。
どうすれば「自信」を持って、胸を張って生きていけるか。
答えは簡単。

「毎日、淡々と丁寧に日々を過ごすこと。当たり前のことを当たり前にこなすこと」

それだけ。
特別な事をしようとしない。
日々の積み重ねだけが自分を信じられる力になる。

多分、セレクションは落ちると思う。

でも、彼女がとても大事なことに気がつく
貴重な体験をさせていただいたと感じている。















日々淡々。
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by kai-takasaki | 2011-12-14 20:26 | エッセイ



美大生だった頃、私を魅了した現代絵画の技法の「コラージュ」。
ありとあらゆる性質とロジックのバラバラの素材(新聞の切り抜き、雑誌、雑多な物体、書物など)
を組み合わせることで、例えば壁画のような造形作品を構成する芸術的な創作技法です。

・・・なーんて書くと、かっちょいいのですが(笑)
私は「貼り絵」の感覚となんら変わらないと思っています。

今まで何回か、仙台市内で個展を行ったことがありますが
私の作品は半立体のコラージュに筆を加えたもので
一般的にはミクストメディアと言います。

私の作品作りはいつも手探りで
最終的にどんな風になるかなんて分からない描き方です。
「こういう風に仕上げたい」
という、何だろう・・・「目標」みたいのはなく
手に任せる、感じです。

小さい頃からそうでした。

「やってみないとわかんないじゃん?」
という考え方と似ているような気がします。
「こうすればこうなる」というマニュアルみたいな考え方が性に合わず
同じ事をやっても、自分の結果はこうなるという方を信じていたからかな。

そう、コラージュは
そんな「やってみないとわかんないじゃん」的感覚なのです。
本当にワクワクする技法で
最終的にはちゃんとつじつまが合う。

何でこんな事を書いているかというと・・・

私の文章を読んでくださった方に
「檜ちゃんの文章って、コラージュ作品みたい」と言われたから。
何だか、本質って変わらないんだなって、ちょっと笑ってしまいました。
でも、考えてみたら
私は表現方法を「絵」から「文章」に変えただけだから
変わらないのは、当たり前なのかもしれません。

制作中の小説はまさにコラージュ。
記憶の欠片を、貼り合わせて物語を作っていく手法です。
完成にはもう少しかかるけど
私の全てを注ぎ込んだ作品になると思います。
この一冊があれば、
自分はどんなことがあっても強く生きていける。
それくらいの気持ちで書いています。
こんな物語を私は読みたかったと感じながら
文章をコラージュして
完成に向けたラストスパートに入っています。
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by kai-takasaki | 2011-12-13 19:11 | 制作
今週になって、更に忙しくなってきた実家のハム屋さん。
毎日、仙台の老舗デパートの藤崎さんへ
沢山のお歳暮ギフトの箱詰めが運ばれていきます。
運んで下さるのは、社長(父)の友達のおっちゃん!です。
宅配便では間に合わないので
毎日お昼頃に荷物を積んで、いざ仙台へ出発するのです。

職人さん達は、それぞれの持ち場で
淡々とソーセージやハムを作り続けています。

私は生肉処理をしたり
箱詰めしたり
仕上げの作業に回ったりと
手薄の所に臨機応変に対処する役割です。

生肉処理から、仕上げまで
一体どれくらいの行程があるんだろう・・・と、
思わず真剣に考えてしまうほど
作業はたっ・・・くさんあります。

あるテレビ番組で、
工場で何かを大量生産する場面を見ます。
子供達もその番組が大好きで
毎週欠かさず見るのですが・・・
私の実家は、全て手作業。
問屋制家内工業です。
あまりの作業の多さに
「あぁ、工場っていいなぁ・・・」
と呟いてしまう時が・・・正直ある。

しかし、我が家はその名の通り「家庭ハム」です。
スペアリブを縛る「綿紐」は何度も使うのですが
それを最終的に修正して、くるくると毛糸のように巻くのは
なんと、93歳の祖母です。
縁側で、背中を丸くして
ひ孫と遊びながら、くるくる、くるくる巻くのです。

見えない行程の、最初から最後まで
家族とその友人の手が加わっているのです。

そして、私たち3姉妹は
おかげさまで子供がそれぞれいるのですが
まだまだ幼く、今の時期は体調が崩れる時期。
今日は姉の子供が風邪をこじらせてしまいました。
お腹が痛いと訴えます。
病院まで行くのに、姉一人では大変なので
私が運転して、姉は子供を後ろ座席で抱っこしての移動です。
幸い、軽い「風邪」ということでした。

家族みんなで、協力し合い
なんとかかんとかトラブルを乗り越えてます。

そんな「家族」を想う、目だけでは見えにくいエッセンスが
ぎゅっと詰まっているハム・ソーセージのギフト。
箱を開けたとき、少しだけ目をこらしていただくと
私たちの何気ない日常の「物語」が目に浮かんでくるかもしれません。
それは、香りからかもしれないし
舌からかもしれません。
パンフレットの活字からかもね!

見えるかどうかは
手に取った「あなた」次第(!)

おためしあれ!
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今日は、娘のサッカーの今年最後の公式試合でした。

震災後、新天地へ引っ越しをして
娘は転校をしました。
サッカーだけは、強いチームでやりたいというので
学区外のチームに入団。
あれから、6ヶ月がたちました。

あんな「へたれ」な娘が、なんとかついて行けたのは
厳しい、監督とコーチの愛のムチがあってこそです。
男の子の中で、よくここまで頑張ったと思います。
ドリブル、競り合い、点取り・・・
そんなこと夢の又夢、という状態から
やっと普通にプレイ出来るようになり
私が言うのもなんですが
この6ヶ月でずいぶん成長したな・・・と感じています。

さて、今日の閉会式で
娘は「優秀選手」として表彰されました。
各チームに女の子は一人ずつくらいいるので
「女の子だって、頑張れば選ばれるんだ!」
と感じてもらえてたら嬉しいな、と思いました。
チームメイトに「すげー、おめでとう」と囲まれて
娘は満面の笑みでした。

次は栃木合宿。

これもまた、男子の中に女の子一人ですが
大人達の心配はなんのその、本人が一番楽しみにしています。

頑張れ、頑張れ!

娘の夢は「なでしこジャパンで大活躍すること」です。
大活躍ですよ!
お母さん、楽しみにしてるからね。
世界のピッチで見えた風景を
私に教えてください。
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by kai-takasaki | 2011-12-04 19:46 | サッカー







今日は大荒れの天気。
娘のサッカーの試合も中止となり
久しぶりの家族全員での休日です。

午後からWOWWOWでトイ・ストーリー3を鑑賞。
私は日頃の疲れからうたた寝・・・。

しかし。

昨日から余震が多くて不安な気持ちになります。
多すぎじゃないですか?

水のストック、食品をチェック、
車のガソリンも満タンにしました。

福島原発もまだまだ安心できる状態ではありません。
時折、あの日からの数ヶ月の出来事を
思い出してみます。

今年最後の月は
穏やかに、安心して暮らせるよう
私は祈っています。
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12月に入り、従業員さん達も少しそわそわし始めました。
仙台の藤崎デパートでのお歳暮が大詰め。
いよいよ忙しい時期に入るのです!!

たとえ、ご注文を沢山頂いたとしても・・・

私たちは一日で作る量が限られているので、とにかく。
淡々と作ることしかできません。
お母さんが、夜中にスモークをかけたり、ということはあっても
それでも大量生産は無理です。

丁寧に、ただ平常心で作るしか
方法はありません。

ここで、作り手側から
こっそり「隠し味」を教えて差し上げましょう!!

それはですね・・・

ちょっとした合間に聞こえる、底抜けに明るい従業員の方々の笑顔と笑い声です。
うちの職場、とにかく明るいです。
方言漫才、だな。あれは!!
大阪の方にも負けない東北独特の「のり・つっこみ」
最高ですね。

そんな中で作られているのですから
食べると・・・なんだか楽しくなること間違いなしです。

とはいえ、ほとんどが雑音のない
真剣勝負の時間です。
時間の流れが速く感じられるほど
私たちは集中して、作っています。

12月は待ったなしの真剣勝負の日々が続きます。

お歳暮をご利用の際は
藤崎デパートの「岩出山家庭ハム」を
ごひいき下さいませ。










日々淡々。
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3.11。

必要最低限。

好きな事。

小説。

時間。

責任。

家族。

社会。

自由。

動く。

書く。

平常心。
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by kai-takasaki | 2011-12-02 05:50 | 制作




杜の都の市民環境教育・学習推進会議事業の委託をうけ
あいコープ・石けん環境委員会が
市民に石けんをお勧めする活動をしています。

今日は、シリーズ3回目の「石けん・上級編」でした。

お風呂の黒カビを取る「パワーアップ石けん」をつくったり
おしゃれ着洗いを実践したりしました。

私が今回、一番言いたかったことは
「大切な事は、ひっそりと裏に書かれている」ということ。
洋服の品質表示の本当の見方、そこから見える企業姿勢などです。

エコロジーを表で語っている洋服ブランドの品質表示を見ると
ドライマークばかりで「何をもってエコなんだ?」と思うこともあります。
逆に「蛍光増泊剤の入っていない洗剤、または石けんをお使い下さい」と
しっかり表示している会社もあります。

私は洋服を買うとき「石けんで洗える服を探している」と言います。
関心度が高い洋服屋さんでは話が通りますが
そうでないお店は「?」という状態になります。

オーガニック・コットンを扱っているお店には
石けんも並んでいるところもあり
エコロジーの関心度の高いことが伺えます。

こんなふうに、何かを選ぶ時、自分なりの基準を決めると
逆に世界が広がるようになりました。
本当に良いものを作っている企業の
共通点が見えてくるのです。一言で言うと・・・

「ぶれてない」

ということです。
時代が変わっても、昔の人の知恵を活かし
現代に合ったものを作る、と言うことに関しては
同じような気がしています。

はっ、とするような素敵なデザインであっても
私はすぐに洋服をひっくり返して表示を見ます。
そこに書かれているものは何か。
どの国で作られているか。
丁寧な仕事がイメージできるかは
品質表示が語りかけてきます。

ものを選ぶ基準。

それは、どう生きたいかと似ています。

わたしにとって「石けん生活」は
生き方そのもの。

それをお伝えしたかったのです。
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by kai-takasaki | 2011-12-01 19:54 | 石けん生活