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「日々、淡々」

私の1日は、5時から始まります。次女が二歳なので、起きると「怪獣」に変身するお年頃です。と同時に、この子の記憶になくても、五感で体いっぱいにたくさんのことを感じる大切な時期です。三つ子の魂百まで・・・のド真ん中。一日中責任もって育てなければ・・・。

というわけで、自分の大切な時間は朝の一時間と決めています。本を読むか文章を書くか、どっちかです。
以前は絵を制作する時間でした。でも・・・絵というのは、製作にならない時間がたくさんあります。考えたり、眺めたりとか。しかも、画材をいちいち片付けなくてはいけないので一時間は物理的に無理・・・と感じてしまいました。自分の表現の手段として「文章」に変わっていったのは、そういう環境の変化も確かにありました。
文章を書く前はデッサンばかりしていました。デッサンも紙と鉛筆だけあればできます。その紙と鉛筆をながめていたら、書く対象が「字」になったというわけです。・・・どっちにしても、絵も文章も私にとっては同じです。内面からあふれ出てきた物をただ「形」にするだけです。

そんな大切な一時間が終わると、母としての1日が始まります。

七時に主人が仕事場へ。
七時半には長女が小学校へ。
九時半頃までにだいたいの家事を終わらせます。
あとは、お茶と少しだけ甘い物をつまんで、午前中にそなえます。
十時から次女と野外活動。
お昼を食べたら、次女は昼寝。その間、夕食の下準備とブログの更新。
次女が起きる頃、小学校から長女帰宅。
長女が宿題をやっている間、洗濯物をたたむ。
午後の野外活動。
夕食を済ませ、お風呂に入る。
八時頃、主人が帰宅。
子供たちを八時半までに寝かせる。
主人と1日の報告。

・・・これ、ほぼ毎日同じ時間の流れです。仕事の打ち合わせやお友達に会うという日もありますが、家事があちこちずれたりはしません。この時間の流れをつかんでから、もともとアンテナの低い私でも色々と情報やチャンスをキャッチできる体質になりました。
・・・というか、もともと「刺激」に弱く、それなのに何かを無からつくる仕事をしています。若干時代に乗れてないジレンマを感じるとき、ありがたいことに周りの友人が、色々と教えてくれてその私と時代のズレを修正してくれるのです。たいして動いていないのに、人に助けられることが多く、感謝するばかり。

その助けていただいている友人たちに、どうやって恩返しするかと言ったら、「日々淡々」と自分の目標に向かって確実に動きを止めないことしかないような気がします。

朝の一時間なくして、今の自分はいません。
そして、やさしく見守ってくれる家族と友人たちに感謝しつつ、今日も変わらない1日を過ごしています。
by kai-takasaki | 2009-04-29 14:45 | エッセイ