人気ブログランキング | 話題のタグを見る






長女が小さい頃、三輪車に乗せて散歩に行くと
「ちょっとまってぇ」
と言って、目に止まった「石」を拾っては三輪車のかごに入れていた。
ただそこに転がっている普通の「石」を宝物のように大事にしていました。

最近次女が夢中になって観ている「天空の城ラピュタ」
主人公のシータが受け継いだ石、それは「飛行石」といって
着けていると空を舞うことが出来る。
その飛行石がもの凄く魅力的らしく
その物語をくいるように観ています。

今日は立て込んでいる仕事を仕上げるために
次女を託児に頼みました。
いつも「せんせーやだー・・・」と哀しい顔をするので
今日は次女に良い物を貸してあげることにした。

それは「飛行石」に良く似たペンダント。
何年か前に一目惚れして買った、少し大きめの天然石。
水色で天使の羽が装飾としてあしらわれています。
滅多に着けないけど、ラピュタを観るたび
「似てるな・・・」と思っていました。

「きーちゃん、今日は飛行石を貸してあげる」
「・・・え、シータの?」
「そうだよ。ママ持ってるんだ」
「見せて、見せて-!!」

箱から大事に取り出して
次女の首にかけてあげた。

次女は感動して
「すごーい・・・。きーちゃんシータだよ」
「そうだね。でもおまじないは言っちゃ駄目だよ。しー・・・ね」
「うん。しー・・・してる」

保育士さんに自慢げに見せていました。
今日は飛行石があるから頑張るみたい。

子供にとって「石」ってなんだろう。
長女も次女も競って石拾いをしています。
大人になっても
アクセサリーとして石に魅了されるけど
子供の方が、特別に何かを感じているようなきがします。
by kai-takasaki | 2010-01-26 09:10 | エッセイ