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東日本大震災~仙台若林区から~3/30(水)

昨日の臨時会議で、久しぶりに仕事の仲間と会いました。
もう、涙が止まりませんでした。
会議中も言葉が詰まり、だめでした。

生活協同組合あいコープみやぎで
環境担当で機関誌に記事を書いていました。
原発問題、特に六カ所村再処理施設の反対を呼びかけていました。
あいコープで取り扱っている野菜、海産物などの被害。
お米の生産者さんの田んぼが壊滅。
今年度から、若い生産者さん達が
お米に「ネオニコチノイド系農薬」を使わない栽培に挑戦するはずでした。
その若い青年達は、それどころか仕事を失いました。
無添加の練り物を作ってくださっている石巻の髙橋徳治さん。
命は助かりましたが、工場は一階を流されました。
プライベイト・ブランドのシュウマイと餃子を作って下さっているタンポポ村の牛渡さん。
原発の30キロ圏内の南相馬市に工場があるため
今、避難しています。多分・・・いやもう工場は使えないそうです。
あの日、配送員が女川でトラックごと流されました。
でもなんとか逃げて、辛い場面を目の当たりにしながら助けられる人を助け
次の日、徒歩とヒッチハイクで仙台に戻りました。
会社に残っていた職員は皆、号泣したそうです。
とにかく「よく戻ってきてくれた・・・」
二十歳のその青年は、とんでもない場面を目の当たりにし
精神的に心が折れかけているそうです。
しかし、自分が今できる事は「女川の組合員を捜すことだ」といって
お宅を一件、一件ペアで訪問しているそうです。

私は、生産者と組合員を繋げるパイプ役になって欲しいと言われました。

今までのようなカラーの立派な機関誌は作れませんが
このような情報をお伝えできる、心が少しでも温まる
機関誌の発行を任されました。
会社ではなく、自宅で仕事をしていいと言われました。
小さい子供がいる人は、なるべく一緒にいるようにとも。

落ち込んでいたけど
また記事が書ける。それだけでやる気がでました。
伝えなくてはいけない事は伝える。

そして、仙台味噌の生産者さんである
鎌田醤油の皆さんから、こんなメッセージをいただきました。





「一日も早く届けよう。生命のエネルギーを!」