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なぜ、私は石けんを選んだかと言いますと・・・

私が本格的に「石けん生活」を始めたのは次女の出産がきっかけでした。
仙台の小さな生活協同組合「あいコープみやぎ」の組合員だったのですが
出産祝いで頂いたものの中に、洗濯石っけん「水ばしょう」が入っていました。
それまではスーパーでも一番安い、合成洗剤を使っていました。
あいコープみやぎは設立当初から「石けん派生協」で
石けんの良さ?は何となく知っていましたが
使うまではいきませんでした。

「もっと白い輝きを!」
「部屋干しにきく」
「酵素で分解」
「一滴で驚くような白さに」

・・・という夢のような宣伝文句を信じていたからかな。

あいコープさんからのメッセージ・カードには
「赤ちゃんのために石けん生活を始めて下さい」
と書いてありました。

このメッセージがすとんと心に落ちたかんじでした。
その日から「水ばしょう」を使い始めました。

洗濯用石けん「水ばしょう」はボーソー油脂株式会社の商品で
関東の生活協同組合「pal*system」さんのプライベート・ブランドです。(以下P・B)

すべてのいのちの源である「水」
私たちが流した水は
世代を越えて循環していきます。
次代に残したい美しい水
その思いを「水ばしょう」に込めました。
いのちを守る「石けん」に
パルシステムはこだわります。

というメッセージが書いてあります。

しかも主成分は精米時に出る「米ぬか」からとったコメ脂肪酸です。
日本人の主食である米。本来なら捨てられてしまうコメぬかを利用する
というコンセプトがあいコープのコンセプトとぴったり合いました。
そこで、パルのP・Bを扱わせていただくことになったのです。

では「合成洗剤」と「石けん」の違いってなんでしょうね。

石けんは水環境に出ると水の中のカルシウムと結びつきカルシウム石けんになります。
このカルシウム石けんは、微生物によって分解されたり、小魚によって食べられたりして
自然に消滅していきます。
つまり、消えてなくなってしまいます。
合成洗剤はといいますと、その逆です。
自然分解せず、いつまでもいつまでも残ってしまうのです。
その残り続けた化学物質が被災地を今、苦しめているのです。
現地に行くと、マスクなしでは入れませんし
悪臭や空気中に舞っている化学物質で、目が痛くなります。

私は次女を妊娠したとき
お医者さんから「まぐろ」と「ウナギ」は食べないでねって言われました。
マグロは小さな魚を食べるので、化学物質を取り込む量が多いのは
皆さんもご存じでしょうが、何故「ウナギ」?
ウナギは土の中を潜っているため
溜まっていた化学物質を大量に取り込んでしまうためと言われました。
妊婦さん、胎児には食べて欲しくないとも。

石けんは、主成分がシンプルです。
裏側に書いてある「成分表」を見て下さい。
今は全成分表示義務化されていますので
逆に成分表のない商品は、き・・・危険だと思うなぁ。

品名には「石けん」「台所用石けん」「洗濯用石けん」と書いてあります。
成分には純石けん分何%、アルカリ剤(炭酸塩)と表示されています。
石けん分100%というのもあります。アルカリ剤は入っている物と入っていない物があります。
中には、「金属封鎖剤」とか「分散剤」などが添加されている物があります。
その場合は「複合石けん」と表示されている物もあります。

それ以外が「合成洗剤」です。

簡単でしょ!?

今まで「タカサキさん、これってどうなの?」という質問をたっ・・・くさん受けました。
が、結論として言えることは
「そんな夢のような洗浄剤はない」ということです。
調べれば調べるほど
「消費者をバカにしないでよね・・・」
という気持ちになります。
石けんは5000年の歴史に対して
合成洗剤は戦後60年程度です。
その間に、石けんがもたらした問題って何かあったのかな?
逆に合成洗剤が残した負の産物の方が
私は問題あると思うけどな。

私が気がついた限りなんですが
今、被災地では・・・
テレビから合成洗剤、合成シャンプーの宣伝が消えました。





なぜでしょうね。
by kai-takasaki | 2011-05-01 11:07 | 石けん生活