自慢の姉





次女の幼稚園生活が始まった。

彼女には、次の日から「延長保育」でも頑張ってもらっている。
仕事をしているから仕方ないのだ。
長女の時もそうだった。

長女を入れた幼稚園では
「いくら保育園で預けていたとはいえ、延長保育は早いのでは・・・」
と言われたが、どうしても仕事を休むわけにはいかず
彼女にも実は頑張ってもらっていた。
その時の長女は、「寂しそうにしくしくと泣いていた」と先生から報告を受け
少し、胸を締め付けられる思いをしたのを覚えている。

さて、次女はどうだろう。
主人は「あいつは大丈夫だ」と言っていた。
うーん・・・。

その日、次女は「楽しかった!」とハイテンションで帰ってきた。
次の日も私をせかして「早く行こう!」と朝から大騒ぎ。

先生にその事を言うと喜んでくれたのだけど
先生からのこんな報告を受けて
次女の「強さ」の要因が分かってしまった。

先生が言うには、次女は「お姉ちゃん」の自慢話を
ことあるごとにしていたらしい。

サッカーをやっている。
遊んでくれる。
怒ると恐い。
強い。
かっこいい・・・。

なるほどね・・・
ああ・・・そうかそうか。
何だか笑っちゃう。
次女の心の支えは・・・

「私には強くてかっこいいお姉ちゃんがいるのよ」

ということなのだ。

いじめられても、少し辛いことがあっても
男の子が多少乱暴でも・・・
私には「お姉ちゃん」というヒロインがいるから大丈夫。

彼女にとって、それは最高の「お守り」のようなものなのだ。

その事を、私はそっと長女に教えてあげた。
長女は「ふぅん・・・そうなんだ」とあっさり答えていたけど
きっと六つも年が離れている、という感覚を
本当の意味で知ってくれたような気がした。

二人は「トトロ」に出てくる
さつきとメイに例えられることが多い。
しっかり者の姉。
風変わりな次女。
喧嘩の仕方も、関係性も確かに似ている。
離れたときに、お互いを思う気持ちまでも、だ。

次女の「強さ」は
間違いなく「姉」の絶対的な存在にある。
それは、とても良いことのような気がしてならない。

とにかく。

大好きなのだ。

そんな次女の心の深いところを
垣間見たようで
ちょっとだけ感動した母である。
[PR]
by kai-takasaki | 2012-04-15 21:33 | 出来事